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知的障害児の環境変化による諸症状と体調変化 [家庭でのできごと]

新型コロナウイルスの影響で特別支援学校も春休みまで休業となったことはご存知の通りです。
私の経験から親御さんたちは給食をはじめ大変苦労していらっしゃることと思います。
歌舞伎症候群の特徴としてルーティンワークになじむ。や、規則正しい生活をおくる。があります。
過去に受けた研修でもルーティンワークになじむと説明がありました。
具体的にここで言うルーティンワークとは何か。例示すると
 ①毎朝(土日祝を除く)学校へ行く。
 ②毎晩お風呂に入る。
 ③決まった布団、決まった時間、決まった場所で寝る。など
特に『①毎朝(土日祝を除く)学校へ行く』は学校が楽しかったのでしょう。夏休み開始時や卒業式の翌日は「学校・学校」と連呼しました。
過去のブログ 
 2015年3月12日特別支援学校高等部卒業式の翌日
 2012年3月 9日中学校卒業式の翌日 卒業式と大地讃賞

歌舞伎症候群の子を持つ親御さんも恐らく経験されたことがあると思います。
また、今回の学校休業により経験された方もいらっしゃると思います。
そしてこれは歌舞伎症候群だけに限ったことではありません。
私の知り合いに自閉症(療育手帳A判定)のお子さんを持った方がいらっしゃいます。
そしてそのお子さんは今年の3月特別支援学校高等部を卒業され、4月からは所謂「作業所」で就労されることが決まっております。
ところがそのお子さんは現実を把握することが困難で、毎日親御さんに「4月から担任の先生はA先生がいい」と語っておられるそうです。
余談ですが、そのお子さんは18歳なので選挙権があります。
親子で投票に行ってどんな行動をとるか。親御さんは大変興味深かったそうです。
投票用紙には候補者名を書きますが、枠内に・・・想像にお任せします。
投票の事前準備したのにガッカリと述べられました。
ここまでが発露した諸症状です。

次に体調変化です。
このブログでも、特別支援学校・福祉作業所・医師へのお願い や知的障害児にとって「五月病」とはで「5月病」のことを書きました。
それまで特別支援学校では「お姫様」状態でした。自分で何もしなくても周りの人たちが全てやっていただけました。
ところが、作業所での自分の立ち位置は"One of them"です。自分の思うようにはなりません。
療育手帳A判定は「自立」できないと訴えてきましたが、作業所の目的の「自立」をサポートすることに変わりはありませんでした。
民間事業所のため、指導員が加配されているわけではありません。
私が思うに大きな大きなショックが本人にはあったと思います(恐らくショックとは感じなかったでしょう)。
そして就労1か月後に急性発症Ⅰ型糖尿病を発病しました。
私はこの病気の原因は環境変化にあると勝手に思い込んでいます。
科学的な証明や学術論文も探しましたが、見つけることができませんでした。
同じ特別支援学校を同じ時期に卒業した子も大きな体調変化があったと聞きました。
医師や専門家にはぜひ究明していただきたいと思います。
私がお勧めする「体調変化の把握管理策」の1つとして、定期的な血液検査があります。
もし、我が家で1か月に1度血液検査を実施していればⅠ型糖尿病も割と早期に発見でき、違った結果になったと思います。これが最も悔やまれる点です。
(それまでの血液検査はコロニー遺伝科の年1回のものでした)

学校の休業も延長しないと報道発表がありました。
子どもたちには十分配慮していただき、早くこの逼塞した状況から解放されたいものです。

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