SSブログ

京大霊長研公開講座「サルを知る」 [勉強会 など]

京大霊長研公開講座「サルを知る」
去年に引き続き受講しました。今年は7/25(土),26(日)に開催されました。
今年の内容は
あいさつ…所長
 人間とは何か 
 今年はダーウィン、リンカーン ともに生誕200年で生年月日が同じ。
SANY0146.JPG
講義
①「サルの文化と学習について」
・飼育場におけるニホンザルの石遊びの発明、伝播、維持、変化と目的
・チンパンジーの「葉を丸めて飲み込む」行動と目的について
SANY0151.JPG
②「分子マーカーとサルの遺伝管理」
・絶滅危惧種を絶滅させない確立計算
・クロキツネザルについて
SANY0164.JPG
③「ことばと音楽」
・脳における「プローカ野」の働き
SANY0197.JPG
④「サルに学ぶ脳の正常と異常」
・運動野について
・パーキンソン病のメカニズムと治療
SANY0200.JPG
実習
⑤遺伝学「系統進化実習」
・「チロシナーゼ遺伝子」の一部の塩基配列を用いたヒト、オランウータン・チンパンジー・ゴリラ・アカゲザル・シロテナガザル・マントヒヒ・ワオキツネザル・フィリピンメガネザルの系統樹作成
SANY0179.JPG
⑥心理学「チンパンジーの行動実験」
下のビデオ…「数字を覚えること」「野外運動場」

このパソコンゲームは正解すると「ピコピコピコ」と鳴り、不正解の場合は「ブー」と鳴ります。ところが、エレクトロニクスの摩訶不思議なところで、事実とは異なり、ビデオで撮影されたものは、正解・不正解の音声が、実際より早くお知らせしてくれます。∂∝¬∀∃∵Ň

2頭のチンパンジー「アキラ」(大きい方)と「アユム」(小さい方)のビデオです。
「アキラ」は「アユム」の父親で、霊長研で人工授精により繁殖されたそうです。
人工授精に関係なく、チンパンジーは父・子関係の認識はないそうです。若いオスが成人のオスに「ちょっかい」をだしたり、真似をしている様子だそうです。
丁度この時は雷雨がふっていましたが、チンパンジーはアフリカの熱帯雨林に生息する動物のため、「雷には驚かない」と説明がありました。

歌舞伎症候群と接していく上で、とても中身の濃い2日間でした。
nice!(1) 

nice! 1

Facebook コメント