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知的障害者入所施設内覧会 [歌舞伎ジャーナル]

Kabuki Syndrome Network in Japan Newsletter 歌舞伎ジャーナル  第62号

<<平成19年3月10日>>

  知的障害者入所施設内覧会

 既存の知的障害者入所厚生施設が新築移転し、内覧会が今日ありました。

 障害者自立支援法の本格施行が平成18年10月1日から開始され、既存施設は5年以内に新体系に移行することが法律で定められています。この施設は建設開始が平成19年の春のため、旧体系でサービスを開始するそうです。

 場所は里山のエリアにあります。旧施設は山の中にありました。

 

  

 建物は3階建てで、地面には芝生が植えられています。グランドのスペースもあります。

 上の写真の一番左に茶色っぽい建物が見えますが、これは別の社会福祉法人の通所授産施設です。すなわち旧法でいう知的障害者の施設が並んで建っているわけです。

 入り口を入ってすぐに交流ホール(下の写真)があります。ピアノもありコンサートもできる広さになっています。

 

 廊下を挟んで反対側に広いレストランがあります。2階まで吹き抜けになっており、空調の利きを良くするために天井扇もあります。

 

 厨房からの配膳はワゴンを使います。ワゴンはなるべく空気に触れないような工夫がしてあります。黄土色のものがワゴンであり、その奥に釜が見えます。

 

 廊下も幅広くとってあり、腰から下の部分には木材が使用されています。すべての箇所に手すりが設置してあります。すべての面でバリアフリー対策が整えられています。

 

 トイレも多く設けられているようです。

 

 

 上の写真は1階のもので、来客の人はたぶんここで用をたすことになるでしょう。

 お風呂場もこのようになっており、24時間入浴できるようになっているそうです。また、身体が不自由な人のために体を支えるリフトのようなものも備えられています。別にユニットバスも用意されています。

 

 

 全室個室となっており、写真のような部屋が 90(定員)用意されています。

 

 入所者の健康のため、医務室もあり、薬剤師が入所者の薬を管理しています。嘱託医の往診にも対応しているそうです。また、ベッドが2台用意してありました。

 

 警備面においては、外からの侵入者をキャッチするためにモニターが設置してありました。

 

 最初にも書いたように設計は旧法に合わせて作ってあるため、在宅の知的障害者のためのデイサービスを提供できる部屋が設けらけれていました。部屋は南向きで大変日当たりのよい部屋になっています。これからどのように利用されるか期待されます。上の写真が全景で、下が入り口の看板です。

 

 

 大きな意味で言えば同一敷地内ですが、敷地内に河川が流れており、河川を隔てて反対側には2階建ての作業所も立てられています。中は4つの部屋に分かれており、作業の目的に応じて利用されるそうです。これは、新体系に則したものと私はイメージしました。

 

 


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