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供養のひとりたび [主人公の供養]

と言っても特に信心深いわけではないので、恐山に行ったり、霊場巡りをしたわけではありません。作法も知りません。
古来より「門前町」は神社仏閣の周りに食事処や土産物店が集まり、純粋にお参りだけに専心する社会ではありません。
これで1つの経済が回るものです。
身勝手な話かもしれませんが、今回のたびは自分に負荷をかけて主人公を供養し、おいしいものも食べることでした。
具体的には、15キロのリュックを背負って山道を歩くこと。
場所は礼文島の4時間コース・8時間コースと宗谷岬でした。
季節外れの暴風雪により、風上に向かっての歩行は困難を極めましが、それぞれの岬の突端で「般若心経」を唱えました。
なお、安全を優先し海岸沿いや稜線沿いは避け、舗装道路があればそこを歩きました。

美味しいものはススキノのラーメン。稚内のたこしゃぶ。小樽での海鮮料理でした。
幸いにも宗谷岬からは樺太が遠望できたり、利尻水道航行中には流氷の破片も窺えました。
天候には恵まれませんでしたが、非常に満足した定年退職直後の「供養のひとりたび」でした。
※嘗ては国鉄の駅で野宿出来ましたが今はできないのが残念。