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特別支援学校卒業生の成人を祝う会 [学校行事など]

表記のお祝いの会が卒業した学校で今日行われました。

趣旨は、卒業後2年間の情報交換。
自治体が行う「成人式は出席しにくい」との配慮で保護者会の恒例行事です。
主催の特段のご配慮で2カ月ほど前にご案内をいただき、慶んで出席させていただきました。
主人公は高等部の3年間を通して「皆勤賞」をいただいた位ですから学校への思いも一入だった筈です。
遺影を携えて臨みました。
出席者は同学年7人中5人でした。
卒業後の環境変化で何人かは体調を崩されたそうです(それぐらい学校は良いところです)。
私にも発言が求められました。内容は
・主人公は「太く、短い人生」であったこと。
・心残りは「選挙の投票」と「障害者基礎年金の手続き」ができなかったこと。

先生との思い出話のいくつかを紹介します。
・主人公は嗅覚が鋭く、散歩中に異臭からボヤを見つけ事なきを得た。
・好きな歌は「さんぽ(となりのトトロ)」、「恋するフォーチュンクッキー」で、歩いているときは大きな声でいつも歌っていたそうです。

おそらく何人かにはこれで二度と会うこともないでしょう。
そして、これはみんな同様に感じていること。
別れ際、苦楽を共にした彼らの後ろ姿を見ると涙が溢れてきました。

これで、胸につかえていたものの1つが取れた気がします。

最後に今日の日の記念に帰宅後主人公が好きだったバラの苗を買い、植えました。